前面道路から十分な引きを取り、訪問者を自然と迎えいれるような大きな屋根の家です。

敷地は区画整理が進む藤枝市水守。

450㎡という広大な敷地にこの家は建っています。

迫出した屋根に誘われて建物に入っていくと、間口いっぱいに広がる玄関土間が内と外を心地よく繋いでくれます。

屋根形状に沿って自然素材である杉材と漆喰で内部は統一され、落ち着きと趣のある空間になっています。

縁側の建具を開け放して風を感じたり、外の庭を眺めて食事をしたり、土間玄関に座っておしゃべりをしたり、昔ながらの「日本の住まい」は風情ある暮らしの豊かさを現代の住宅に問いかけているようです。